こんにちは、久しぶりの記事となります。
先日、日盤の使い方について質問をいただいたので、今日は日盤吉方についてお伝えしたいと思います。
日盤の使い方
日盤の使い方は本来とてもシンプルなもので、その日の吉方に行くだけです。
なのですが、具体的に使い方を知りたいという方も少なくないようですので、今日は日盤の使い方をまとめてみようと思います。
日盤の使い方その1・お水取り(祐気取り)について
日盤の使い方として最も有名なものはお水取りですね。
こちらではお水取りとは本来、開運のためではなく病気平癒を願って行うものであるという認識です。
お水取りとは浄化を目的としたものであり、祐気を含んだ水をいただくことで、悪いものを消し去り、平癒を願うためのものだと思うのですが、どうも昨今では開運目的に変異して行っている感があります。
ただ、吉方の清浄な水をいただけば誰でも浄化作用が働き、その作用によって良いことを引き寄せるということになれば、お水取り=開運というのも、あながち間違ってはいないのかも知れません。
ただ個人的に、開運目的でのお水取りは推奨できない感があります。
別段、吉方旅行だって吉方の気を得て開運を目指すわけですから、お水取りと変わらないだろうとも思うのですが、なんというか、侵すべきではない領域、住み分けというものがあるように思います。
あまり開運目的で動き回るのも、逆に妙な念を引き寄せてしまいそうですし。
お水取りは、病気やそのほか大きな苦しみを抱えた人のために、取っておいてもらいたいと思う次第です。
さて、それでも自分はお水を取って開運したいのだという方ですが、お水取りにはいくつか決まりがあり、それも流派によって違っていたりします。
細かな決まりがあるところもあり、例えば家を出る時間から戻る時間までが厳密に決まっている、途中別の方角を通ってはいけない、家に戻るまで誰とも口を聞いてはいけないなど。
いただいてくるお水に関しても、神社でいただかなければならない、お寺でも構わない。湧水でなければならない、井戸水が好ましい、などなど。
真剣にお水取りを行いたいと思うのであれば、専門家のアドバイスを受けるのがよいでしょう。
当サイトでの日盤吉方の使い方のスタンスは、あくまでも「凶方に行くよりも吉方に行った方がいいよね?」くらいのもので、運気を上げるというよりも落とさないようにすることを目的としていますし、そもそも、日盤吉方では運気に影響を与えるまでの力はありません。
いつもお伝えするように、その日をスムーズに過ごすためのものですので、その点をご理解の上で読み進めていただけたらと思います。
日盤の使い方その2・神社仏閣詣りについて
その日、日盤で吉方のエリアにある神社仏閣に行く。
これは良いと思いますが、吉方だ、開運だというよりも、ご挨拶に伺う感覚です。
ご挨拶だけしてさっさと去るのもあまりよくありませんので、のんびり過ごすのは良いことですが、もしお水取りを行うなら、その日自分が飲む分だけを少しいただいてくるのが適当でしょう。
神社仏閣と書いていますが、お寺の中に神社がある場所もあるため便宜的に書いています。お寺は亡くなった方を弔う場所であり、本来行くべき場所は神社になります。
お寺も参拝可能なところが多いですし、流派や信仰の問題もあり微妙なところではあるのですが、神社で神様にご挨拶を行う、というのが無難です。
ちなみに、神社は不浄の時期は行ってはいけませんので、女性の方は生理中は控えてください。また、散歩がてらとペットを連れて行くのも良くありません。
できるだけ午前中に参拝を済ませます。
日盤の使い方その3・買い物、お茶を飲む
日盤吉方の使い方でもっともお勧めなのがこちらです。
お夕飯の材料を買ったり、ティータイムを過ごす。
もっとも良い過ごし方だと思います。
ただ、手元に残る物を買うときなどは、この後お伝えするいくつか吉方があるときの選び方も参考にしてください。
日盤の使い方その4・日にちを決めるのに使う
例えば吉方旅行の出発日(合わせられるなら帰着日も)を選ぶときに、日盤も吉方になる日を選ぶ。(❇︎日盤も、です。日盤だけの吉方で泊まりの旅行には行けません)
同様に吉方転居の入居日を、日盤でも吉方になる日にする。
*ただし、吉方旅行も吉方転居も日盤は選べたら選んだほうが良いですが、日盤吉方であることは必須ではありません
また、美容院、鍼や整体など、予め行く場所が決まっているのであれば、その日その方角が吉方になる日を選ぶと良いでしょう。
病院については、できれば最低でも月盤も吉方である時期に選びたいところです。
友人と会食の約束をしていて、行きたいお店が決まっているなどのときも日盤で吉方になる日を選ぶとより楽しい気分で行けそうですね。
日盤の使い方その5・心構えをするために使う
これは九星盤を読めるようにならないとできませんが、その4とは逆に、行く場所も行く日も決まっている場合、その日の星周りがどうなっているか確認するために使います。
凶方になるのであれば注意して過ごす。
より難易度は上がりますが、方角と回座している星の種類で、失言に気をつける、怪我に注意するなど、どんなことに気をつければよいかを頭に入れて過ごすと良いでしょう。
日盤の効果は
日盤の効果は理論上二ヶ月ほど続きます。
ただしこれは宿泊を伴う場合においてです。
また先ほど少し触れたように、日盤吉方の効果は運気に影響を与えるほどではありません。
日盤の作用というものはあります。それはその日の運勢に影響しますし、その日どの方角に行くかで起きることも違ってくるでしょう。
ですが後々に影響するような効果は、日盤では宿泊した場合で長くても二ヶ月ほどですので、この二ヶ月が勝負!という事情がなければ、吉方旅行でも日盤は気にしなくて大丈夫です。
もちろん選べるのであれば、日盤も吉方である日を選ぶ方が良いのはいうまでもありません。
ただ日盤吉方にこだわり過ぎてしまうのは良くありません。
いくつか吉方があるときの選び方
さて、日盤吉方がいくつかあるとき、どこに行っても良いのであれば、選ぶときのポイントは「上位の盤が吉方の方角を選ぶ」です。
優先度の高い順番はこうなります
- 年盤と月盤と日盤がいずれも吉方になる方角
- 月盤と日盤がどちらも吉方になる方角
- 月盤で大凶殺(五黄殺や月破など)がかかっていない方角
宿泊を伴わず、日帰りで運勢に何も影響を与えないのになぜ上位の盤が吉方である方が良いかといえば、そこには確かに月盤の気も年盤の気も存在するからです。
特に、買い物でも靴や洋服など、長い間手元に残るものを買うときは、最低でも月盤で凶星がかかっていない方が良いでしょう。
より効果的に行うには
日盤吉方をより効果的に使うには、ひとつには上に書いたように月盤や、月盤+年盤も吉方の方角を選ぶという方法です。
それに加えて、良い時間に動くという方法もあります。
当サイトの毎日の吉方位で最近「日盤時盤揃い時刻」もお知らせしておりますが、これは、日盤と時盤が同じ盤になる時間帯をお伝えしています。
日盤と時盤が同じであれば、その方角はその時間帯(時破がかかっていなければ)吉方になりますので、ランチタイムやティータイムと重なる時間や、買い物、参拝の時間をその時間にするなどもよいと思います。
ただ、あまり雁字搦めなのはよろしくありませんので、参考までにされるくらいが良いでしょう。
どんな人が使ったら良いか
さて、日盤吉方を取った方が良い方ですが、病気療養をされている方やここ一念の願掛けをされたい方のほか、会社経営や自営業でお仕事をされている方は、普段から凶方を侵さず、吉方に動く習慣を付けると良いと思います。
お茶を飲みながらテレワークするのであれば、吉方の喫茶店を選ぶなど、生活の中に取り入れて行かれることが大事です。
余談ですが、会社経営をされている方は、方角を気にする方が多いです。それは良いことだと思うのですが、お話を聞いていると、実に中途半端なアドバイスで動いていることが多いことに驚かされます。
確かに占い師に相談はしているのですが、年盤吉方だけで動いていたり、距離の概念がなかったり、方角が間違っていたり・・・
経営者であるのであれば、しっかりした知識と間違いのないアドバイスで動くよう心掛けたいものです。
吉方に行くだけ
さて、いろいろと書いてみましたが、日盤吉方の使い方は冒頭に書いたように「吉方に行く」だけです。
そして日盤は基本的に「その日をより良く過ごすために使う盤」なのだと思った方が良いです。
それでも、何も考えずに動くと人はたいてい凶方に行きがちですので、毎日の吉方をしっかり調べて動くよう心掛けるといいですね。
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あかるい明日