あかるい明日番外編『世界の占い・スピリチュアル紹介コラム』です。
あかるい明日は東洋占星術の気学・風水専門のサイトですが、世の中には本当にたくさんの占いが存在します。
ここに書かれてるのは以前別のブログで特集を組ませていただいた記事で、ここでは世界各国の占いを紹介していますが、ここで紹介している占いを鑑定できるわけではありませんのでその点をご注意ください。
当ブログでは気学、風水の鑑定のみ受け付けております。気学・風水の鑑定は鑑定についてへどうぞ。
５つのジャンケン・陰陽道
／その歴史 ～なんか歴史っぽい話～／
陰陽道は古代天文術と陰陽五行説によって成り立っています。
陰陽家の思想は中国では儒教、道教の影響を受けていわば「吸収」されてしまいました。
日本において仏教、神道、道教の影響を受けて独自に発展したのが陰陽道です。
たとえば安倍晴明はあまりに有名な平安時代の占い師ですから皆さんご存知の方も多いのではないでしょうか？
中国大陸から伝わったという説と朝鮮半島を経由して伝わったという説がある陰陽道ですが、日本では長い間天皇家や貴族たちの生活の指針として使われてきました。
物忌み（ものいみ）や方違え（かたたがえ）などは古典の授業で皆さんなじみのある言葉かと思いますが、それも陰陽道の一種です。
さらにスゴイことに、政府の機関に占い専門の「陰陽寮」というものが平安時代に存在したのです。
実際は暦の作成や天文学の研究など学術的な意味あいが強かったのですが、陰陽師が国家公務員だった時代もあったのですね。
それからずっと、陰陽道は政治と密着なつながりがあったのですが、江戸時代に幕藩体制ができると土御門家を宗家として幕府は陰陽師たちの勢力をコントロールしようとしました。
そして明治維新になると迷信として公的な活動は廃止されてしまったのです。
しかし、民間の活動にはさほどの影響はなかったという話もありますし、最近ではスピリチュアルブームによってまた見直されつつあります。
陰陽道とは何？
陰陽道を理解するにはまず、陰陽五行説を知る必要がありますね。
簡単に言えば、木・火・土・金・水の５つが相互に関係しているということです。
- 木は燃えて火になります（木は火を生ず）
- 火は燃え尽きれば灰そして土になります（火は土を生ず）
- 土からは金属が産出されますし（土は金を生ず）
- 金属を加工するには水が必要になりますし（金は水を生ず）
- 水は木を育てます（水は木を生ず）
そして、ジャンケンのように勝ち負けも存在します。
剋というのは～に勝つのような意味ですが（下剋上などと使いますが）以下の５つに分類されます。
- 木剋土（木は土を割って生える）
- 土剋水（土は水の流れを食い止める）
- 水剋火（水は火を消す）
- 火剋金（火で金属を加工できる）
- 金剋木（金属は木を割る）
こういったルールに天干、五行、五方、陰陽などが絡み合ってできたのが陰陽五行説というわけです。
これが３つならジャンケンですが、５つの要素なので少しだけ複雑というだけで、基本を理解してしまえば分かりやすい考え方かと思います。
具体的な使い方
／陰陽道を生活に取り入れるには／
陰陽道は四柱推命や易占いなどと関係があります。
全てを「陰」と「陽」に分けることから始めます。
たとえば、受動的なものは陰。女性とか、夜とか、冬ですね。
能動的なものは陽。男性や昼、夏など。
そうして、算木を作ってシルシがついたほうが表か、その逆かで占う方法もあります。
また、陰陽のアイテムを取り入れることで占いやおまじないをする方法もあります。
たとえば勾玉などは陰陽をそのままシンボル化したものですし、陰陽（ying-yang）カードという、タロットカードの一種で占う方法もあります。
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色々と複雑なところもありますが、五行（木・火・土・金・水）と陰・陽の１０通りの組み合わせで全ての説明がつくのですから初心者向けとも、分かりやすい明快な占いだとも言えます。
全ての物事が陰陽、プラスマイナスの２つで説明がつくのか？という疑問も当然あるかと思いますが、もともと占いはラッキーかアンラッキーかを判断するためのものですから、考え方ですが、二元論でもそんなに乱暴ではないのではないでしょうか。
参考にさせていただいたサイト様など
「tactics３巻」（作：木下さくら・東山和子、出版：株式会社マックガーデン）
陰陽道―Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%99%BD%E9%81%93
陰陽師になる http://www.asahi-net.or.jp/~hc2m-frn/minimalist/YingYang1.htm
ありがとうございました。