あかるい明日番外編『世界の占い・スピリチュアル紹介コラム』から、今回はコラムをお送りします。お楽しみください。
占いと人事採用
驚くようなことですが、ロシアの人事課の実に１５％が星占いによって採用を決めている、という情報があります。
就職活動中の方には見逃せないウワサではないでしょうか。
これは、ロシアだけではありません。
おとめ座とさそり座は採用しません、やぎ座とうお座とてんびん座は優先されます
と、地方国立大学の求人広告に大きく書かれたというニュースが物議を醸しているのは中国です。
英語教育に携わる業務とのことですが、その根拠はというと過去におとめ座とさそり座の人とはトラブルがあった
ということでした。
星座と仕事
星占いによる性格判断は占い師によっても違いますが、国によって微妙な差があります。
しかし、口が堅く何かを探究したがる研究者タイプであるさそり座さんと、コツコツと誰かを補佐することに向いているおとめ座さんは星占いから見ると決して悪い人材とは思えません。
おそらく中国の件では、担当者に星占いの知識が十分ではなかったのでしょう。
やぎ座さんが歓迎されるのは分かります、野心家であり堅実、コツコツと努力することを惜しまない性格だとされるからです。
またうお座さんは心が優しく対人能力に優れていて、特別に社交家ではないけれど不思議と嫌われません。
てんびん座さんは、てんびんという言葉が示す通り優れたバランス感覚の持ち主で、職場に限らず調整役を務めたり自分を律することに慣れているとされています。
他、手相占いや動物占い、また生年月日から占い数千人という応募者からある程度ふるいにかける場合も少数ながら存在するようです。
その情報が公にされることはないと思いますが、こういった話は確かに耳にしますし、芸能や政治の世界では、重要視している方もいるようです。
しかしながら、占いやスピリチュアルを否定するわけではありませんが、それらの信ぴょう性はというと訝しいものだというのが率直な意見です。
占いの最大の効果は「運勢」を見れることです。
しかし運勢は最大でも全体の半分くらいにしか作用しません。
つまり、残りの半分は努力や注意、その他の人為的な要素によっていくらでも変えられるということです。
その「人為的な何か」を行うための企業、そのための会社であるはずなのに反対側の半分である「運勢」＝「占い」を利用する理由には、もちろん万全を期したいという採用側の心理があるのでしょう。
しかしながら占いによって全部を否定してしまうのならば、その決定は大きな損失になると思うのです。
というわけで、占いを利用した人事採用はほどほどに、という話でした。
だからといって占いを信じるな、ということではありません。
あくまでも節度と用法を守って適切にお使い下さいということであり、むしろ皆様が占いをより正しくご利用になることを心より願っております。
参考にさせていただいたサイト様など
ロシアの声 http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2013_03_14/107808931/
ＡＦＰ ＢＢニュース http://www.afpbb.com/articles/-/2842664?pid=8134210
ありがとうございました。