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方角の科学_風水

あかるい明日番外編『世界の占い・スピリチュアル紹介コラム』から、今回はコラムをお送りします。お楽しみください。

気学・風水の鑑定は鑑定についてへどうぞ。

方角の科学_風水

風水が古来よりの占いであることはもちろんですが、意外にも平安時代から長い間日本は「風水のない風土」と呼ばれてきました。

皆さんも、なんとなく南向きの玄関や黄色いお財布などを聞いたことはあっても、風水とは何、と改めて訊かれると困ってしまう方が大半なのではないでしょうか。

1994年に荒俣宏氏の「風水先生」が発表されて一気に有名になりましたが、それ以前はマイナーな占いと言わざるを得ませんでした。


風水先生 地相占術の驚異

名前の由来

風水の名前の由来はというと

「気乗風則散 界水則止 古人聚之使不散 行之使有止 故謂之風水」

気は風に乗れば則ち散り、水に界せられば則ち止る。
古人はこれを聚めて散らせしめず、これを行かせて止るを有らしむ。
故にこれを風水と謂う。

という「葬書」という書物によるという説もありますし、

「得水為上 藏風次之」
得水を上とし、蔵風をこの次とす。

という、もう少し古い「狐首経」という書物によるという説もあります。

風水の別名は地理ともいい、こちらは学校などでよく聞いた方が多いのではないでしょうか。
自然環境をあるがままに理解し、良いところを取り入れようという基本理念が地理学も発達させました。
平安京など主要な都市、主要な建造物は風水によって良い場所を選んであるというのが通説となっています。
平安時代イラスト

風水の分類

風水は、分解すると6つあり、そのうち「太乙風水」「奇門風水」「六壬風水」が特に有名です。

太乙風水はタイミングなどを司り、奇門風水は地理などの条件を司り、六壬風水は対人関係を司っています。

天地人、などという言葉がありますがまさにそれにあたるのです。

では、どのような要素があるのか、というとおおまかには5つに大別されます。

  • 竜:土地の起伏などで、これが気の集まりや地位向上などに関係するといわれています。
  • 穴:竜の中のどの位置にあるかで、気がどれくらい集まるかの目安です。
  • 砂:建物や土砂、地理的なもの、基本的に不動のものですが空気や風も含みます。
  • 水:流れるもの全般です。水はもちろん、人の流れや道路などもこれに当たります。
  • 向:方角、方位のことです。

この5つの概念が基本的ですが、我々に身近なのは建造物、住居などの風水ですね。

  • 門:玄関のこと。お客様をもてなしたり、家族を出入りさせる大事な場所なので吉方に置くことを基本とします。
  • 房:寝室のこと。面白いことに、最吉方だと気がみなぎりすぎてリラックスできないのだそうです。
  • 炉:キッチンなど、火が発生するところです。家全体の悪い空気を火で清めてくれるので、悪い方角に置いてあって大丈夫なのだとか。

お風呂やキッチンなどは水の流れが悪い気を流し去ってくれるので凶方にあって大丈夫だというのが意外です。また、火も悪いものを清めてくれるといいます。

そして、リビングや玄関など印象的な部分は必ず吉方でなければならないようです。
そうなると暖炉が置いてあるリビングはどうなるのか、など興味は尽きないところですが。

※ご注意 風水の解釈は流派などによって諸説あります。ここでご紹介させていただいたのも一説であることをお断りしておきますね。

参考にさせていただいたサイト様など
風水―Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E6%B0%B4
ありがとうございました。

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