あかるい明日番外編『世界の占い・スピリチュアル紹介コラム』から、今回はコラムをお送りします。お楽しみください。
気学・風水の鑑定は鑑定についてへどうぞ。
海外での風水
世界遺産として有名なアンコール・ワット(カンボジア)やモヘンジョダロ(現パキスタン)なども、風水に基づいて建てられた建造物だということをご存知でしょうか?
厳密にはインド風水と言われるヴァーストゥ・シャーストラに拠っているのですが、根本的な考えにあまり違いはありません。
5つの要素「地」・「水」・「火」・「風」・「空」が基本となっていますがこの考えは現代の仏教(特に臨済宗)などにも生きています。
西洋の風水
世界的な動きでみると西洋的な思想よりも東洋的な思想のほうが再評価され、見直されつつあるのが現代の動きですが(21世紀初期現在)、マイクロソフト社やボーイング社、インテル社なども社宅の一部にインド風水を取り入れて設計しているといいます。
そもそも風水は中国のものではありますが、文化大革命という運動(過去の富や権力などを一切否定することで新時代を創ろうとした動き、多くの知識人が失われましたが)によって人材が海外に流出し、欧米などでも「フェンシュイ」の名で風水が広く浸透することになりました。
イギリスには風水協会が設立されていますし、同協会の会長サイモン・ブラウン氏の「The Feng Shui Bible: The Definitive Guide To Improving Your Life, Home, Health, And Finances」は世界的ベストセラーを記録しましたし、彼のセミナーは日本でも受けることができるといいます。興味のある方はぜひ調べてみて下さい。
※日本では『風水バイブル』という名前で販売されています。
また、中国に滞在した宣教師Ernest.J.Eitel氏の著作「Feng Shui or the Rudiments of Natural Science in China」の中では風水の考えを、あまり肯定的ではない見地からではありますが西洋に広めました。
Feng Shui or The Rudiments of Natural Science i…
東洋の風水
現代中国では風水というとお墓のことやお墓の立地条件を重要視します。
生きている人の家を陽宅、死者の家を隠宅と言いもとは一緒だと考える風水ならではの考えですが、日本で考えられる風水のほとんどは家相学などのアレンジでしかないのだと言います。
ちゃんとした生者のための家のことは陽宅風水が取り扱っており、隠宅風水とはまた違うのだとか。研究してみるのも面白いかもしれませんね。
韓国にも風水の考えは広まりました。今、首都として栄えているソウルは風水の考えをもとに造られた都市だそうです。
また、かつて異国であった琉球(現在の沖縄県、日本)も龍脈に守られた都市であったということが知られています。
面白いのは、お金・金運は「水」(風水の考えの一つ、水流や人や道路など流れ全般を指す言葉)が左右するという考えです。
経済学的には常識とされますが、経済とは流動的なものであり、お金の動きは一定の規則がなくその場その場で流れてゆくものです。それを何千年前の中国人は既に見抜いていたのが、鋭いというか天才、奇才ともいえると感じたのですがいかがでしょうか?
風水はアジアだけのものではなく世界展開しているというお話でした。
※ご注意 風水の解釈は流派などによって諸説あります。ここでご紹介させていただいたのも一説であることをお断りしておきます。
参考にさせていただいたサイト様など
風水―Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E6%B0%B4
ありがとうございました。