あかるい明日番外編『世界の占い・スピリチュアル紹介コラム』です。
あかるい明日は東洋占星術の気学・風水専門のサイトですが、世の中には本当にたくさんの占いが存在します。
ここに書かれてるのは以前別のブログで特集を組ませていただいた記事で、ここでは世界各国の占いを紹介していますが、ここで紹介している占いを鑑定できるわけではありませんのでその点をご注意ください。
当ブログでは気学、風水の鑑定のみ受け付けております。気学・風水の鑑定は鑑定についてへどうぞ。
呪術医という存在
皆様の中で、自分は健康だと断言できる方はどれくらいいらっしゃいますか？ また、死ぬことは全く怖くないと言える方はいらっしゃるでしょうか？
誰しも、健康に不安を持ちながら、死に怯えながら生きているものです。常日頃から意識していなくてもふとした時、体調を崩したりケガをしたりするとそういう気持ちが起こってくることも、決して不自然ではありません。
そんな時に、医学的なアプローチだけでなくスピリチュアルな方面からそれを解決しようとする人々がいます。それが、いわゆる呪術医というものです。古代では当たり前の職業だったのですが、現代では減りつつあります。
呪術医とは
シャーマン・ドクターやウィッチ・ドクターとも呼ばれますが、彼らは霊的な治療を行うことで人々の心身を治してきました。
物質的な効果があったかは疑問視されていますが、とても広い意味でとらえると漢方医薬なども呪術医と定義できないこともないです。
無理をすれば西洋医学も、その中に入るでしょう（理論づけによっては）。
ヨーロッパにおいては魔女裁判の影響で各地に居た呪術医は全滅という状態にまで追い込まれました。
効果はあるの？
さてはて、実際に呪術（や魔術など、広い意味でのスピリチュアルなもの）での治療は本当に効き目があるのでしょうか？
スピリチュアル医療が治療において効き目がないということではありませんが、西洋医学も取り入れて、病とは上手に付き合っていかれるとよいと思います。
では、精神医学の分野においてはどうでしょうか。
精神病、心の病気というものは現代日本では「特別弱い人間だけが引き寄せる自業自得の災難」という、いわれのない偏見によってなんとなく片付けられがちです。
少なくとも身内や知人に被害がない限りは無関係で通り過ぎる人が多いことでしょう。
しかし、ストレス社会である現代日本において、無視できなくなってきている問題でもあります。誰だって心の中の弱い部分を抱えて生きているのですから。
それに対して、西洋医学、物質的な治療が何をできるのかといえばあまりに無力です。
確かに、神経内伝達物質の欠損という面でみれば、それを薬で補うことはできます。そして、カウンセリングという治療も存在します。
しかし、物質の病気が物質でなくては治らないように、精神的なものには精神的なものでなくては響かない部分もあります。
あくまでどちらかだけでは解決しない問題なのですが、ここで霊的な問題が大きくクローズアップされるのはやはりココロの分野だからでしょう。
ここでまたもや注意書きになってしまいますが、とはいえ、悪徳な宗教や呪術医にはくれぐれもお気をつけ下さい。
病は気からの気って？
さて最後に豆知識になりますが、「病は気から」の本来の意味を知らずに誤用している方がおられるようですが、「クヨクヨ考えたって仕方ないよ、病は気からって言うでしょ！」という使い方は誤りなのです。
「病は気から」の「気」とは漢方医学（今は中医学と言いますが）用語で「気・血・津液」の一つのことです。
栄養や免疫、代謝など体の動き全体に言及した生理機能を指します。
ですから、病は気からとは、病は体の状態からと言っているようなもので、実は気の持ちようを指しているのではないのです。
とはいえ現在では、病気は気の持ちよう、という考え方も間違いではありませんよね。
健康は魂と肉体、両方のバランスが取れていることが大切です。
「病は気から」で体と気持ちの両方を整え、健康を目指すというのが正しいことなのだと思います。
心が弱ったときに、スピリチュアルなものを求めるのは効果的かもしれません。
しかし、西洋医学にも得意分野はたくさんあります。
どちらも上手に取り入れながら、心と体の健康を維持し、幸せでいたいものですね。
末筆ながら皆様の心身のご健勝をお祈りしています。
参考にさせていただいたサイト様など
Wikipedia―呪術医 https://ja.wikipedia.org/wiki/
やさしい中医学入門 著・関口善太 東洋学術出版社
ありがとうございました。