あかるい明日番外編『世界の占い・スピリチュアル紹介コラム』です。
あかるい明日は東洋占星術の気学・風水専門のサイトですが、世の中には本当にたくさんの占いが存在します。
ここに書かれてるのは以前別のブログで特集を組ませていただいた記事で、ここでは世界各国の占いを紹介していますが、ここで紹介している占いを鑑定できるわけではありませんのでその点をご注意ください。
当ブログでは気学、風水の鑑定のみ受け付けております。気学・風水の鑑定は鑑定についてへどうぞ。
ライダーとトートの違い~タロットカード~
今回はタロットカードの中級編です。
タロットカードは占いに使う、というのはご存知だとして話を進めますね。
まず、タロット占いを始めようということになった時、どんなカードを買うか、というのが皆さん悩むことだと思います。そこで、タロットカードといっても色々とありますが、おおまかな種類の分け方をご紹介します。
ライダー・タロット(ウェイト・タロット)
一番、初心者向けというかベーシックなタロットです。
イギリスやアメリカなどで普及したので、日本人にもなじみがあるのでしょう。
78枚全部が絵札になっているのがポイントで、19世紀末から20世紀頃に「黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)」の影響を受けて確立された一つのスタイルです。
ウェイト・タロットやライダー・ウェイト・タロットとも呼び、今日のタロットの主流となっています。
ジャイアント・ライダー・ウェイト・タロットカード
ただ、歴史はマルセイユ版のほうが古く、マルセイユ・タロットやソラ・ブスカのタロットなどをもとにしてできたのがライダー・タロットです。
マルセイユ・タロット
こちらの方が古く、遅くとも17世紀後半にはヨーロッパに普及していたようです。
56枚の小アルカナが数札になっており、残りが絵札です。
パーソナル・カード(その人の人格などを象徴するカード)やソウル・カード(その人のもともとの性質を象徴するカード)などを割り出す場合にはマルセイユ・タロットを使用するのが一般的かと思います。
世界最古のタロットと言われる、ヴィスコンチ家のタロットが15世紀くらいに発見されていますが、それもこのマルセイユ・タロットだと言われています。
タロット・デ・マルセイユ・CONVOS【ニコラ・コンヴェル(ニコラス・コンバー)】
しかし、この2つが主流ではあるのですがいくつかの亜流のカード・ヴァリエーションも展開されており、その中で一番有名なのがトート・タロットかと思います。
トート・タロット
イギリス生まれの魔術師アレイスタ・クロウリー氏が女流画家フリーダ・ハリスと協力して作り上げたタロットです。
大アルカナにおいては「力」でなく「欲望」、「正義」でなく「調整」、「節制」の代わりに「技」であったり「審判」は「永劫」になって「世界」が「宇宙」となっており、合計5箇所の相違点が見られます。
1944年に「トートの書」(著・アレイスタ・クロウリー)の挿絵として発表されたのですが、カードとして売り出されたのは彼の死後数年が経ってからでした。
なので本当にクロウリーが監修したカードかどうか、現代の研究では疑問視する動きもあります。
少なくともクロウリーが選んだのではない図柄が数枚は確認されているそうです。
AGM社ブルーボックス・トート・タロット
そして、アジア系の思想を取り入れたカードやゲームのためだけに作られたカードも数多く存在します。
イーチン・タロット
易占いをもとにして作られたカードです。
イーチン・タロットだけではありませんが、中国思想を取り入れたカードは他にも多くあり、タオ・カードやインク・タロットなどその種類は多岐にわたります。
なぜアジア系のカードが多いかといえば、西洋の魔術文化は主にアレイスタ・クロウリーなどが影響を受け、東洋的思想を取り入れることが流行となった歴史的背景があります。
イ-チン・タロット~運命のメッセ-ジ~ [ 真矢茉子 ]
タロック
ゲーム専用タロットのことを、たいていタロックと呼びます。
といってもトランプのことではなく、絵柄が従来のものを全く無視して美術的・趣味的なものに変わっていたり、ゲームに使いやすいように数字が大きく描かれていたりするものを総称してこう呼びます。
《ヘロンゲームタロー》タロットカード
とりあえず、最初に知っておきたいのはこれくらいです。あとは少しずつ使いながら知ってゆくといいかと思います。あなたのタロット・ライフを楽しみましょう!
参考にさせていただいたサイト様など
タロットカードの詳しい種類 http://www.phgenki.jp/original4.html
トート・タロット―Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88
ありがとうございました。