あかるい明日番外編『世界の占い・スピリチュアル紹介コラム』です。
あかるい明日は東洋占星術の気学・風水専門のサイトですが、世の中には本当にたくさんの占いが存在します。
ここに書かれてるのは以前別のブログで特集を組ませていただいた記事で、ここでは世界各国の占いを紹介していますが、ここで紹介している占いを鑑定できるわけではありませんのでその点をご注意ください。
当ブログでは気学、風水の鑑定のみ受け付けております。気学・風水の鑑定は鑑定についてへどうぞ。
紫微斗数
今回は東洋占星術の中でもあり得ないほどの的中率の高さを誇る、紫微斗数をご紹介します。
名前の解説
日本ではまだマイナーな占いなので、そもそも何と読むんだろう?と首をかしげてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「しびとすう」と読みます。
紫薇とはサルスベリの別名であることから「紫薇斗数」と呼ぶ流派もあるみたいですが、「び」は微細の「微」を採用するところが多いみたいですね。
数というのは運命のことであり、斗というのはその運命をはかるスケールといった意味あいです。
紫微星(北極星)やその周りの星々で運命をはかるので、紫微斗数という名前になりました。
占いの概要
それでは、どんな占いなのか?というと、紫微斗数は中国の占星術の一つです。
生年月日時分からその人の運命が分かるとするところ、中国から日本に来た占いであることから四柱推命とセット扱いされることもありますが、この占いでは天体が重要な意味を持ってきます。
その中でも、甲級主星というものが大事な意味を持ってきます。
代表的な星々の解説
☆紫微☆
北極星のことです。
名前から分かる通り、紫微斗数においてこの星は主役であり、一番大切な星です。
ちなみに、日本には天皇と呼ばれる人物が常に存在しますが、その天皇という名称も、もともとは北極星の大神「天皇大帝」から採られたものです。
海において道しるべとなり方角を示す星でもありますし、どの国においても大切な存在ではありますが、紫微斗星の占いの概念がこの星をここまで重要視させたのだという考え方もできますね。
☆北斗七星☆
禄存、文曲の2つの星だけが主星ではなく補星扱いですが、おおぐま座の一部として考えられています。
北斗七星の中の他の3つ、廉貞・武曲・破軍の3つ(北斗七星はひしゃくのような形をしていますが、その柄にあたる三星です)は軍事的な意味が強い星だと考えられています。
きっと、当時の中国の政治的な事情やニーズに応えたのでしょう。
☆南斗六星☆
北半球に住んでいるから南斗六星と言われてもあまりなじみがない、という風に思われるかもしれませんが、これは南極星のことではなく、いて座のあたりにある星なのです。
北斗七星といえば一般的ですが、南斗六世という言葉はあまり浸透しませんでした。
おそらく、紫微斗数という占いの概念が広まる前にいて座という星座が西洋占星術において有名になってしまったからではないでしょうか。
☆中天☆
太陰と太陽の2つを指します。
太陰とは月のことですが、何ヶ月の「月」と混同しないために天文学において使われたりする言葉です。
太陽と月が天文学的に重要なことは、火を見るよりも明らかですが、あくまで占いの主役は北極星なのがこの占いの面白いところですね。
注意点
この占いは、色々な点があやふやなので世界に広まるのが遅れたといっても過言ではありません。
まず、当時の天文学と現代とのズレから、星の名前に誤りがいくつもあったこと。
そして、星を表すのに当時有名だった人物の名前を使ったことから、封神演義(中国古典文学作品の一つです)などとの関わりがあるかのように思われてしまったこと。
しかし、紫微斗数における星はちゃんと現代の星と対応していますし(歴史の中で修正されました)、古典文学と関係があるからといってファンタジー的な存在なのだと考えるのもあまり意味がないように思います。
西洋占星術との共通点
そして、なんといっても地球のどの位置から見た場合、ある星がどの星座の方角にあるか。そこから判断するところが西洋占星術の根本と一緒です。
そこが共通した基礎なのです。
西洋占星術的な考えによれば、紫微斗数は生まれた時に全てが決まってしまうためネイタル・ホロスコープの一種だと言えなくもないでしょう。
紫微斗数によって分かること
その人の生まれ、金運(財産運を含む)、恋愛や結婚、そして子孫のことなどが分かります。
いかがでしたでしょうか?
無料で占えるサイトが多数あるので、ご自身の生まれた時間をご存知な方は、ぜひ一度試してみると面白いかもしれません。
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参考にさせていただいたサイト様など
紫微斗数―Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%AB%E5%BE%AE%E6%96%97%E6%95%B0
Zi Wei Dou Shu http://www.sunsigns.org/purple-star/
ありがとうございました。