適性にあった道を進むと幸せになる
今生きている、自分の人生の課題や使命を探して占いに答えを求める方も多いかと思います。
どっかで書いた気もするのだけど、そういった方の中には少なからず『自分が特別な人でありたい』という願望があったりします。
スピリチュアル的な世界ではそういった質問に対して答えが与えられるかもしれませんが、気学とは、実生活でどう生きていくかというところにフォーカスしている占いなので、あまり期待通りの答えが出てくることはないかと思います。
ただ、最近つくづく思うのは、ほぼほぼ、ほとんどの人が、ご自身の持っているエネルギーを持て余している、不完全燃焼状態です。
大前提として、人にはエネルギーがあります。私は気という言葉が好きですが、オーラとか波動とか、そんな意味合いでもいいと思います。
そしてこのエネルギー、もちろん、人によって強い弱いもあるのですが、ほとんどの人が、使いきれていないんですよね。
というのは、適性にあった生活をしていないからです。
例えば、子育てとエネルギーの話でも書きましたが、大きな力を与えられた星の下に生まれながら、専業主婦として家庭だけという枠の中で生活していると、どうしてもあふれ出てくる余剰エネルギーが周囲に悪影響を与えてしまう。
こういった状態は自分ではわかりませんので、出す方も受ける方も、ほとんどの場合が無自覚で無意識です。
しかし、実際にはその不完全燃焼のくすぶったパワーの余波を受ける周囲の方は大変で、それを受ける家族の方も自分の力を完全に発揮できなくなり、マイナスがマイナスを呼ぶ負の連鎖を引き起こしたりもしています。
もちろん、専業主婦に向いている方もいますので、全員がその状態だというわけではありません。
専業主婦向きの方が家に入って家庭を守って家族の面倒を見る状態は、家族がより能力を発揮しやすい環境を作ってあげられますし、それとは逆に、専業主婦適性の方が仕事で頑張らないとならない環境にいたりすると、そのストレスが負の連鎖を生んだりもします。
また、適性にあった生活の中には、大きな要素として『適職に就く』ということも含まれます。
適職に就いていると、そうでない状態よりもより多くの力が発揮できますし、仕事向きの性格の方がちゃんと仕事をしていたとしても、それが適職でない場合、またそこでストレスが生まれ、エネルギーの不完全燃焼を引き起こします。
実は、本当に多くの人が適職に就いていないんですよね。
適職に就いて自分の本領を発揮している恵まれた人なんて、もしかしたらほんの僅かかもしれません。
しかし、こういった不適当な状態にいるのは、家族など周囲の人に対しても飛び火することでよい状態を招きませんが、何より本人が辛いですよね。
『いや、適職に就いていないけど、ワタシ、別に人生辛くないんだけど』っていう方もいると思います。でもね、断言できますよ。そういう方が適職に就いたら、今よりもっと幸せになります。
その人がその人の適性を活かして頑張っていると、それだけで周囲の方によい波動、よい影響を与えることができます。
適性を活かした活動をしていると、それがさらに展開して行きます。
よい人の輪を作り、広げ、結果、人に幸せを与えられる人になれます。
人は一人でも幸せになれます。
でも、その幸せは自分しか幸せにしません。
（※人に与えてばかりで、自分を幸せにしていない状態はもっとよくありません）
もちろん、不幸であるよりずっといいことですが、より大きな幸せは、自分が幸せであり、その上で人に幸せを与えられることです。
そして、人に幸せを与えられるような人になるためには、適性にあった生活をし、自分に合った適職で最大限の活躍する、というのが答えです。
もちろん、誰しもがそんなに自由には生きられません。
『その仕事、向いてないよ』と言われても、仕事を変わることができない方もいるでしょう。
いろんな垣根を取っ払って自分の道を進むというのは、周囲からの抵抗も受けますし、何より、自分が一番怖いかもしれません。
だから、そんなに急激に動かなくてもいいです。
先ほども書きましたが、人生での課題や使命を与えらえれていて、そこに邁進している人なんて、きっとほんの僅かです。
人は迷い、右往左往。時に進んだり戻ったり、道を間違えたり殻にこもったり、そんなことをしながら、一歩一歩成長していくのです。
人生の時間は限られています。
せっかく生まれ持った与えられたエネルギーなら、できるだけ活かして、周囲によいエネルギーを与えながら暮らすのが、実は人生の課題であり使命なのかもしれません。