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暦を超えて星になる?

久しぶりに雑談なのですが、
先日、岡田多母さんという方の『愛と祈りの瞑想実践会』というのに参加して来たんですね。

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これは、トータルヘルスデザインという、怪しい会社の(笑)もとい、健康商品を扱っている会社が主催するセミナーで(浄化について・風水で開運 その1 塩や浄化についてや・風水で開運 究極の塩発見で取り上げている浄化グッズを扱っている会社です)、
この会社では、毎月いろんなセミナー(怪しい・笑)を開催しているのですが、なんでこれに参加したかというと「愛と祈りの瞑想」なんて、自分では絶対に行かないな~と目を止めてしまったら、開催日がちょうど仕事が休みの日で、暦を見たらよい日だったし、参加費も3000円とリーズナブルだったので、いっちょ行ってみようか?という、俗にいう「気が向いた」という状態での参加でした。

愛と祈りの瞑想実践会』ですよ?!きっと、愛に満ち溢れた講師が、愛の尊さを語って、ハートのチャクラが開くような瞑想を行うのかと思いきや、この講師の岡田さんという方が、すっごいさばさばした、話の面白い方で、特に、前半で話してくれた今の時代についての話は目からうろこが落ちるような内容でした。

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話の導入は『12月って、忙しくないですか?なんでなんですかね~』という話題から、暦も各国や各時代に数多くのものがあり、どこかでよい日がどこかで悪い、なんてことが起きて・・・という話からだったんですね。

そこから、現代は物、情報、何もかもが多すぎて飽和状態。選べるものが多すぎて、何を選んでよいのかわからないという状態になっている話に。

確かにそうなんですよ。いつも時間が足りなくて忙しくて、何も特別なことなんてしてないのに、なんでこんなに忙しいのだろう?って私も思っていて、『そうか、やることが多すぎるんだ』とここ最近、気が付いたばかりだったんですよね。
例えば、歯磨き。
歯磨き一つとっても、歯磨きして、歯間ブラシして、フロスして、マウスウオッシュで洗口して、舌を磨いてやっと終り。
例えば、メイク。
顔を洗った後は、化粧水して乳液してクリーム塗って美容液塗って化粧下地塗ってファンデーション塗ってコンシーラ塗って眉整えてアイメイクして・・・・

例えば、料理。
例えば、掃除。
例えば、洗濯・・・と、何事もシンプルとは程遠く、とにかく使う物に溢れているし、物が増えるとやることも増え、その延長線上に、毎日何かが無くなって、買う羽目になっている。

やれやれ、じゃあ何かを省略しようかと思うと、歯磨きをブラッシングだけにすれば歯周病が怖いし、基礎化粧を怠れば5年後が怖いし、中でも特に、掃除を怠ると運気が落ちるし・・・って考えると、何もおろそかにしたくないんですよね。

でも、これって私だけが特別だとは思わないんですよね。
何をするにでも、手間暇、かかっていると思いませんか?
そのくらい、世界は物で溢れていますし、断捨離ブームで物は捨てても、スキルは捨ててないよね?スキルにしたって、中途半端なものが溜まっていく一方なのよ、と多母さんは仰ってました。

大納得です。私は難民ではないですが、セミナー難民、自己啓発難民、成功哲学難民、人生訓難民、宗教難民、スピリチュアル難民など・・・多くの人たちが難民となり、世界は自分のことがわからない人たちで溢れているんです。

でも、これって、暦のせいだって言われたら、驚きですよね。

暦というと、
太陰暦
太陽暦
太陰太陽暦
マヤ歴
中国暦
ユダヤ暦
ローマ暦
ユリウス暦などなどなど・・・・・現代で使われているものだけにしても、数多くの暦があります。
どこかの暦で吉日でも、どこかの暦で凶日となるわけですが、今の時代って、すべての暦の情報を得ようと思えば得られるわけです。

そうして、今日は何の日?何をする日?なんて情報に左右されて生きているわけで、かくいう当ブログだって、暦をベースにして生活してもらうための情報がほとんどです。

もちろん、それを否定しているのではないですよ。
暦に従って生きるのは、自然に即して生きることで、素晴らしいことがたくさんあります。
ただ、忙しさという理由においては、暦があることで人は忙しくなっていると多母さんは言っているのです。

というのも、日本では特に、太陰暦(旧暦)太陽暦(新暦)が良く使われていますよね。
太陰暦は月の満ち欠け=月の暦です。
そして太陽暦は読んで字のごとく、太陽の暦です。つまり、日の暦

月と日で月日。

月日があるから忙しい。月日をなくすと、人は自由になると多母さんは言っていました。

さて、では、月と太陽がなくなったら、何が登場するでしょう。
そう、です。

今は星の時代。その証拠は、精神のDNAに刻まれていると多母さんは語っていました。
星というのは古くから、星の数ほど、とか、星の下に生まれた、などという使い方をしますが、それは、数えきれないほどの多くの数でありながら、ひとつとして同じものがないという存在です。

少し前までは誰もが太陽を目指して生きていた時代です。
太陽のような輝きを持った人に憧れ、それを目指し、その向上心を良しとしていた時代です。
それはそれで悪くはなかったんです。時代を引っ張りましたし。しかし、今は星の時代。(厳密には、2007年から星の時代になっているそうです)

星は集まり、グルーピングします。

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一つ一つは小さくでも、系統を作り、機能させます。それが星座や、天の川や、流星群など。ちょっと目立ったところでは、太陽系などになります。

ひとつひとつ(一人一人)は世界に広がったチリであり、小さな存在です。太陽のような大きな輝きはありません。月のような静寂も、持つことはできません。これが、本来の命です。

しかし、星には、集まり機能するという特徴があります。

今、散り散りになった星がまとまろうとしています。そのため、動きが止まっているそうです。
ですので、今は何かをなさんとあがくのではなく、静かに待てばよいそうです。
これまで離れていたものがまとまろうとするので、これからは縁のある人と出会っていきます。そして、集い、縁を作って、結び、機能していく。

静かに、正直に、にこやかない、きらめいて生きていれば、それが使命であり、天命であると多母さんは言っていました。

「理由はいらない。集まる仲間が集まる」と多母さんが言ったとき、なるほど、だから今日私はここにいるのか、と納得しました。
気が向いたからでいいんだ、その「気が向いた」に従っているだけで、出会う人と出会い、縁を結んでいく。

そして、今の時代は人と合わせることも、人のことを意識する必要もなく、自分のいる場所で、自分の輝きを放てばいい。

隣の星が大きく輝いてるからと、自分も頑張って輝こうとしなくていい。隣の星も自分の星も、同じグループとしてそれで機能しているのだから、それでいい、ということなのです。

「しばらくは戸惑うと思う」と多母さんは言っていましたが、確かに、我々は太陽のように唯一無二の存在として大きく輝こうと思って努力してきた時代に生きていましたし「星の数ほどあるもののひとつでしかない」と思うと、ちょっとがっかりしそうです。
でも、今、人はたくさんいます。
世界の人口は、現在73億人くらいいます。
日本人だけでも、1億2689万人います。
その中で、太陽になれる存在なんて、本来最初から一握りしかいないわけです。

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多母さんはリーディングもするそうなのですが、話の中で、
「使命を教えてくださいという方は、人体で言えば、心臓でありたい、五臓でありたい、という期待を持っている人が多いようです」と語っていました。

でもやんわりと、多くの人は、人体の細胞のひとつでしかない、というようなことを話していましたし、けれど、だからと言って、それが必要のないものではない、ということも語っていました。

誤解しないでもらいたいのは、自分自身として生きて行けばよいというのは、自分の好きなように生きてよい、ということではないということですね。
自分の輝きを放てばよい、ということで、そこには、人に親切にしたり、魂を向上させたり、自分の持っている暖かさを十分に発揮するのが、自分の輝きで生きていく、ということです。

例えば体内の器官のひとつが、心臓じゃないなんて嫌だ、脳じゃないなんて嫌だ、と思って自分がやるべきことを止めてしまったら、その器官は機能しなくなるわけです。
でも、目が見えなくたって困りますし、耳が聞こえなくたって困りますし、頭がハゲても嫌ですし、爪がはがれても嫌ですよね。

チリになった星であれば、再びまとまろうとした時に、ほんの一欠けらが足りなくても、それは不完全なものになります。

何というか、日本は長年太陽信仰が続いていますので、なかなか受け入れにくい考え方かもしれませんが、チリほど小さくても、それひとつで完全で、完璧なんです。そしてさらに、集まることで機能的な存在になるのです。

これね、意外と、自覚しないとできないんですよ。

適職はあっても天職はないという記事にも書きましたが、『今いる場所で、今生きている人生を大切にする。』これが天職であり、天命です。

太陽になりたい、月でありたい、そういう望みをまず捨てないと、自分の輝きは放てません。
人間は器用です。
高山植物は野地で行きていきたいとは考えないと多母さんは言っていました。
人間だけが、自分とは別の何かになろうとする。

しかし、自分の輝きを大切に努力を重ねていくと、必ず、同じ系(グループ)の人と出会います。そしてそれから集まった仲間で何をするか。
そう考えていると、わくわくしてきます。

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さて、表題の「暦を超えて星になる?」ですが、確かに日々は忙しいです。月も日も気にしないで生きていけたら、楽でしょうね。

しかし、人は、その人に用意された場所、環境で生きて行かなければなりません。植物で言えば、そこが根を張る場所でそこが花を咲かせる場所であるわけです。

なので私はもちろん、これからも暦とともに生きていきますし、それでも、星の輝きを絶やさないよう、努力を続けていきたいと思います(^^)

気が向く遊びを楽しむことも好きですしね。ただし、方角は気にしますが。
冒頭でも書きましたが、この日も日を選んで出かけていますので、気づきも多く、得られるものも多かったです。
こんな風に暦とともに生きていく日々が、私は好きです。

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