クライアントさんが吉方旅行の感想を送ってくれました。
日帰り吉方旅行と泊りでの吉方旅行の記録です。
ご本人から掲載の許可をいただきましたので、ご紹介します。
前後編と分けて送ってくださったので、まずは前編から行ってみましょう!
日帰り吉方旅行『伊和神社へ』
内容はほぼいただいたままになります。
日付だけ、伏せておきました。
また、写真はクライアントさんが送ってくれたものです。
あかるい明日
森木麻未様吉方旅行に行ってまいりました。
当初、*月**日、**日温泉旅の予定でした。
しかしながら大阪での地震影響の為に、日延べしました。
しばらく地震の様子を見たいと思ったのと交通渋滞などもありましたので。
私は、どちらかと言えばバスが苦手で、(渋滞を好む方は居られないでしょうけれど…)渋滞はとても苦手であり、大変なので。
わたくしの地域は影響はあまりなく、朝歩いていて“ドン”と鳴った感じがしただけでした。
教えていただいた方角、北西方面の吉方旅行に行きたいと考えておりました。
そこで、余震などの起こる可能性も考えて日帰りでも行ける内に向かおうと決めました。
日帰りは、伊和神社というところに行きました。
播磨国一之宮であり私が住まう地域の広い範囲での氏神様にも当たります。
北西の吉方旅行をしようと、地図で北西方面を探していると、山崎という地名を見つけました。
山崎は、私が生まれた地域からはスキーに行ったりする途中にあり、なにかと通過した地でした。
それから山崎にある伊和神社に初詣に行った記憶が甦りました。
大きな木が茂っていた映像が呼び起こされ、とても行きたくなりました。
アクセスを調べ山陽電車からJR姫新線それからバスと、乗り換えてバスで行きます。
行きは、2時間29分があっという間でした。
それから遠くに行く程に吉方旅行はいいのだと知りましたので。
窓外の景色に、ああここここと記憶が符合します。
ほぼ乗客の居ないバスから降り、停留所から進行方向へ歩くとすぐ左手に鳥居への入り口がありました。
道路から一歩はいると大きな木々が両側にそそり立ちます。
上ばかりを眺めて本当に久しぶりに来ることができたと感慨深く感じていましたら、足元がおろそかになり少しよろけました。
鳥居がすぐにあり、くぐると手洗い場につきます。
ここについてからずっと鳥の声が聞こえている。
本殿が左手に見えて、逸る気持ちでお参りをしようと近づきます。
安産祈願をなさっている方が居たので、鈴をあまり鳴らさないようにそっと振り、到着した感謝と、播磨に無事に暮らしている感謝を祈りました。
以前来た時の記憶よりも、境内はあまり広くなかったのだと知りました。
ひとまわりしようと、まず弁財天という矢印に階段を下りました。
その途中で大きな杉の皮を触ってみました。
細かいビロードのようでした、それも又うれしくニヤニヤしながら弁財天にお参りしました。
市杵島姫命であると説明に書いてありました。
ひとまわりお参りをして、お札をいただきました。
宮司さんと少しお話しをして、お札を貼る場所について伺いました。
「貼る順番はどこでもいいのですよ。」と。
「明治までは氏神が真中に貼られていました。
明治以降は国が決めて真中は天照大神となりました。」と教えていただき、なるほどと思いました。
昔は農耕で生活を営み、くらしを守ってくださる地域の氏神様が大事だったからではないかとわたしは考えます。
それから、播磨の国の東の堺からきました。
と申しますと、
「須磨のところに境界がありますからね。おおきなくくりでの氏神になります。」
と改めて確認させていただき満足して神社を後にしました。
そこから、湧き水を汲みに行きたい予定でしたが、まず遅めの昼食をと思い
向かえにあります道の駅へ道路を渡りますと、レストランは閉まっていました。何かを買おうと、お土産屋さんに入りましたが、すぐ食べられるものは見当たらないので知人へのお土産にじゃこ節を買い、そして自分にはここでしか買えませんとかいてありました夏酒を買いました。
道の駅の駐車場に面した休憩場所は、木に囲まれた神社とは体感温度が全く違います。
屋外の蒸し暑い空気の中、それでも白いプラスチック製の椅子に座り
家から持って行っていた梅干し玄米おむすびと、夏酒を飲んでいました。
夏酒は度数が高かったので、半分はお土産に持って帰ることにして、ネジのキャップを閉めました。
さて延命水という名前の湧き水を汲みに行こうかと。
通りがかりのスタッフの方に、延命水まで最寄りバス停留所からは歩けますか?と聞きましたら、歩けるが遠いのでタクシーに乗った方がいいと教わり、タクシー会社の名前を聞いておきました。
(タクシーが走っているような地域ではないので、いざとなったらスマホで電話番号を調べて呼ぶつもりでした。)
道の駅から一区間だけバスにのり下車する。
のどかな山道が続く、グーグルでは1.3㎞と表示される、歩いてみることにした。
ただ日傘を行きのJRで忘れ、炎天下が気になるところ…なんでまた忘れんねん。
と自分でツッコミながらも足を進める。山道の木々わっさわっさと揺れている様は、まるでおいでおいでと手招きされているように見えた。
しかしながら。
歩いても歩いても、延命水は見えず。
汗だくで、じりじりと腕が焼けているのが感じられる。
上りの山道なのでやはり35分~40分くらいかかってしまった。
到着した延命水は凄い水量でどんどん出ていて、真っ先に顔を洗いハンカチを濡らす、それから手に受けてばしゃばしゃと冷たさを味わいました。
お堂がありましたので、お参りをさせていただき、持参した空のペットボトル2Lに汲みました。
木のベンチがあり、いつまでもひんやりと座っていたかったのですが、バスの時間があり降りなくてはなりません。
(バスは一時間に一本なのです。)やはり疲れて重くなった足で歩いていると、中間地点を過ぎた辺りで軽自動車が、すーと止まりました。
老夫婦の方で、窓を下げて「どこまで?」と聞いてくださり「乗ってください。」とバス停まで乗せてくださったのです。
奥さんの方は、もっと乗っていたらいいのにとまで言ってくださり、ご親切が身に沁みました。
本当に助かりました。
そうして再び夕方の太陽に照らされながらバスを待ち、乗り継いでゆっくりと帰りました。
JR姫路駅で問い合わせてみると、行きに忘れた日傘が届いていました。
ありがたいことがいくつもあった日でした。
延命水と名付けられた湧き水は、冷たく身体に浸透し甘い味でした。
あかるい明日から
地図を見ていただくとわかりますが、伊和神社は奥深い自然に囲まれ、吉方旅行で行くには理想的な場所ですね。
旅行記を読むとさらりと流してしまいますが、伊和神社は姫路駅から最初のバスで1時間、乗り換えてさらに30分という道のりです。
神社のご由緒などは兵庫県神社庁などで調べていただければよいと思いますが、http://www.hyogo-jinjacho.com/
エネルギーの観点からは、伊和神社は陰と陽の気を備え、天候や時間によって陰陽のバランスが変わると言われている神社です。
そのためか、プラスとマイナス、良い、悪いなど物事をはっきりと見極められるようになる、決断力を与えてくれる神社とされています。
それからお水取りの延命水もいいですね。
ちょっと調べてみたら延命水は宍粟市の名水で、霊水とされています。
(霊水は神仏のご加護を得られる水です。神様の霊力の宿る水ですね)
伊和三山の一つ白倉山の中腹より湧き出る霊水。不純物がなく、ミネラル分を多く含み、多くの方に重宝がられています。行者堂までの参道には、句・歌碑が立ち並んでいます。http://www.city.shiso.lg.jp/kanko/konnatoko/1386913977471.html#a6
こんな風に日帰り吉方旅行で少しでも自分の身にまとう気を上げておくと、その後、宿泊の旅行がスムーズになったりしますのでね。
日帰りでもエネルギーをたくさんもらえる場所にどんどん足を運びましょう。
では、後編の宿泊吉方旅行に続きます。
お楽しみに!