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人生の岐路に選ぶ道

先日、痛ましいニュースを耳にしました。

千葉県銚子市で、ひとり親家庭の母親が、当時中学2年生の娘と無理心中を計り、娘を手に掛けた後に逮捕され、その判決結果が出たという報道です。

母親は、県営住宅の家賃を滞納し、強制明け渡しが執行される日に、事件が起きました。

母親が逮捕された時の所持金は、預貯金も合わせて4680円だったそうです。
この事件は、貧困や生活保護など、現代日本社会が抱える問題を多く含んでいたため、各報道機関で大きく取り上げられました。
特に、求刑の懲役14年に対して判決が7年だったことで、異例の判決として取り上げたメディアが多くありましたので、ご記憶にある方もおられると思います。

本当にね、今の日本には、いろんな問題があるんです。
貧困家庭の問題、経済格差、社会保障、生活保護・・・枚挙に遑がありません。
特に子育ては、どんどん難しくなってきています。

話を戻すと、執行官が入室したとき、母親は娘の体育祭のビデオを見ながら、すでに息絶えた娘の頭を撫でていたそうです。
娘を手に掛けた凶器は、体育祭で使われたハチマキ。
そのハチマキは、首の後ろで蝶々結びがされていたそうです。

担任の先生はこの母子を「とても仲良く、娘は母親が大好き、母親も娘の幸せを強く願っているように感じられた」と語っています。

給食センターでパートをしていたという母親ですが、収入は少なく、中学入学で制服などを作る時に、闇金に手を出したそうです。

娘には不自由させたくないと服やアイドルグッズなどを買い与えていたということもあり、無計画に闇金に手を出したのが間違いだなど、母親に対しては批判的な意見もあります。
しかし、本人はいつも地味な格好をしている人だったそうで、逆に、擁護的な記事も多いのが特徴の事件のように感じました。

いずれにしても、犯行が行われた際の公判資料を読むと、ただただ胸が痛みます。

ぎりぎりまで娘と一緒にいたかったので、明け渡しの日に死のうと思った。自分だけ死んで娘は国に保護してもらうつもりだった。娘を学校に送ってから死ぬつもりだった。娘が自分の体調を心配し学校を休むと行ったので計画が狂った。当日のことは、今は全く覚えておらず、なんで娘を殺すことになったのか分からない。引用元 ダイヤモンド・オンライン  http://diamond.jp/articles/-/73910

母親に対して、いろいろな考え方や意見があると思います。
私自身は、子供の未来はどんな事情であれ犠牲にするものではないと思っています。
しかしこの事件、私にはどうしても他人事とは思えず、痛みを覚えてしまうのです。

事件の親子は、まだ娘が幼いころに、夫が作った多額の借金が原因で離婚したそうです。
そしてまたお金が原因で自分の両親とも絶縁状態で、各地を転々としていたそうです。

恐らく、どんどん状況が悪くなっていったのだと思います。

この事件の状況を思うと、涙が止まらなくなります。

私自身が、十数年前のあの日、東名高速道路の高架上から、まだ幼い娘を胸に抱いて車の流れを見ながら
「ここから落ちたら楽になる」
その考えが頭から消えなかったことが思い出されます。

当時、完全にうつ状態でした。

その時私が思いとどまれたのは、まず一番最初に、子供の未来と私の未来は違うという考えを持っていたことですね。
親であっても、子供の未来を犠牲にする権利はありません。

それから、この時、初めて占い師にかかって吉方転居をしていたことで、
「もうこれ以上、悪い事は起こらないはず」と未来に希望を持てていたことは大きな要因でした。

実際に、私の人生は、あのタイミングを機に考えられないくらい好転していますし、今思い出しても、あれが私の人生の岐路だったと思うんです。

吉方位のあまりの効果に、自分でも鑑定士になってしまったほどですから(笑)

私の実家はその随分前に崩壊して機能していませんでしたので、この時、姉の家の傍に、という案がありました。
姉も「家の近くに来ればなにかと世話ができるから、娘のためにもそうしなさい」と、優しい声をかけてくれました。

しかし、確信を持って言えるのは、あの時、大凶方位の姉の家の傍に引っ越していたら、姉の家族も巻き込んで、不幸への道をまっしぐらに進んでいたでしょう。
そういう意味で、この母子は、人生の岐路で道を間違えた自分の姿だったかも知れない。その思いが消えないのです。

私は、方角によって救われました。
吉方転居は私を無意識に支えてくれましたし、具体的には控えますが、奇跡がたくさん起きています。

もちろん今回取り上げたこの事件の母子の移転歴はわかりませんので、凶方転居だったかどうかはわかりません。しかし、吉方転居していたら、こうはなってないだろうと思ってしまうのです。

人生の岐路。
それは、どんなタイミングで訪れるかわかりませんが、多くの場合が、このタイミングは移転や移動が伴うケースが多いと思います。

そんな時、どうか誰もが、間違った道を選ばないようにと思いますし、凶方に行かないようにと願ってやみませんが、悲しいことに、えてして運勢が落ちている時は、当たり前のように悪い方角へ呼ばれます。
当時の私も、方角など気にせず、姉の家の傍で暮らすのが最善の策だと思いましたので。

しかしその結果、私はあのタイミングで最も正しい選択をしたと、一欠けらの疑いもなく感じます。

もしも人生の岐路に立っている人がいたら、どうか子供のために、間違った選択をしないで欲しい。
絶対に、思い余ってしまわないよう、信頼できる誰かに相談してくださいね。変な占い師や自称霊能者などに、ひっかからないように。

絶対に、不幸にならないでください。
お母さんと子どもが笑顔でいること。

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そういう幸せを増やして行くのが、私の願いです。

お問い合わせはお気軽になさってください。

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