最近、若いころに一緒に遊んでいた友人が突然に亡くなり
家族の方に案内してもらって友人の分譲マンションを見てきました。
長年会ってなかったので、彼女が買ったマンションを訪れたのは初めてのこと。
役職に就いて忙しい身でありながら、清掃が行き届いた整理された室内。
内装とインテリアは彼女の九星らしい特徴的なデザインに加え、部屋全体に自分の世界を確立させたいという意思が感じられるのも、彼女の本命星の大きな特徴のひとつでした。
彼女の命式から見ると、生まれ育った実家を含め、家庭に縁のない運勢を表すような、一人きりで満たされた空間。
こんなにきれいに整えられているのに、一緒に訪れた友人が漏らした「寂しい部屋」という言葉。
彼女がこの物件を持ったために早逝してしまったということはできませんが、家を見るとどうしても考えてしまうのです。
家と運命
大きなテーマです。
運命と考えると、家を持つのも運命なら、そこで家族がバラバラになるのも、例えば事故に遭うのも、病気になるのも、命が尽きるのも運命なのでしょう。
それは、個人の力でどうにかできるものでも、どうにかなるものでもないのかもしれません。
家を買った途端夫婦仲が壊れた。
病気になった。
子供が引きこもりになった。
こういった話は、それこそ私が知っているだけでも山のようにあります。
家を所有したことと問題との因果関係を証明することはできませんし、家が原因だと言ってしまうことにも問題があります。ですので、なんとなく思っている、という程度に留めてはいるのですが・・・。
しかし、家と人というのは必ず関係があります。
賃貸物件ではそれほど大きく感じることはありませんが、持ち家となると顕著になってしまうように感じます。
家は人、人は家。
命式と家相から見ると、家と人に縁があることが見て取れます。
家を持った人すべてが不幸な出来事に見舞われているというわけではないでしょうし、一概に家庭が壊れたから不幸だとも言えません。
若い夫婦が別れるのも、子供が引きこもりになるのも、考え方によっては死ぬことでさえ、そもそも不幸な出来事ではないのかもしれません。
いささか哲学的な話になってしまいますが。
ただ、少し思うんです。
私の知る家庭が壊れた、崩壊した、病気になったなどのケース、先ほどアップした記事に書いたようなケースが多く、まず物件に執着を見せている。
また、方角や家相を迷信と決めつけ、最初から考えもしない。
こういうケースが多いんですよね。
”人は簡単に不幸になるけれど、簡単に幸せにはなれない”
吉方や吉相の家に住むことの困難さに、通じているのかもしれません。
家を持つのは、よくよく注意して臨みたいものです。